健康と美容に欠かせないスーパーフードとして世界が注目!

いにしえの人々の貴重な活力源

にんにくは、紀元前より香辛料などの食材はもちろん、滋養強壮の民間薬として広く用いられていました。
日本には 8 世紀ごろに中国から伝来。効能が多い万能薬として重宝されたという記録が、いくつもの文書に記されています。戦国時代、あの豊臣秀吉もにんにくに着目。体力向上のため、戦の最中ににんにくをかじっていたといわれています。
近年、さまざまな技術の進化により、科学的ににんにくがもたらす素晴らしい効果についての解明が進んでいます。
数千年にわたり、世界中の人々がにんにくに注目し、その効果を体感しているのです。ぜひ、毎日の生活ににんにくを積極的に取り入れてみませんか。
世界中の料理で活躍する魅力の食材

にんにくの魅力といえば、まず思いつくのが食欲を促進するあの香り。 イタリア料理のパスタ、インドのカレー、中国の餃子など、あらゆる国の伝統的な料理に用いられています。
実は、にんにくの 1 人当たりの年間消費量が世界一多いのは韓国。日本人の 20 倍のにんにくを食べているというから驚きです。韓国人が老若男女問わず美肌なのは、にんにくの影響だといわれているのも納得です。
体のあらゆる器官に優れた効用をもたらすにんにく

- 循環器系
高血圧、動脈硬化などの悪玉コレステロールを低下させる。血行をよくして血管が詰まらないようにする。 - 消化器系
消化器の働きを正常にして、食欲を促進させる。肝機能の促進など。 - 呼吸器系
栄養素の吸収などを促進して代謝が活性する。老廃物の排泄を促進する。 - 神経系統
自律神経の働きを正常する。更年期障害、悪いストレスがかからないようにする。 - 筋肉系
筋肉の血行を正常化し、体を温める。 - 皮膚系
細菌を殺し、皮膚の細胞を活性化させる。美肌作用。水虫などの外用効果も。 - 内分泌系
ホルモン分泌を調整したり、促進したりする。 - 免疫系
自然治癒力を高める。
日々の健康を守る隠れたパワーも

- がん予防に
アメリカでは、がん予防に最も効果のある食べ物としてにんにくが研究されています。体内の自然治癒力を高める成分が、がん予防に効果的であると考えられています。 - ストレス対策に
にんにくを食べることで形成される物質「アリチアミン」が脳・中枢神経の以上興奮を抑制し、鎮静・安定化を促します。現代人に多い不眠などを解消するといわれています。 - 風邪予防に
にんにくの成分「アリシン」「スコルジニン」が体を温めます。特に「アリシン」には、強力な殺菌・抗菌作用があり、赤痢菌やコレラ菌に対する抗菌の研究もなされています。また、自然治癒力が高まり、風邪をひきにくくする体をつくります。 - 疲労回復に
ビタミンB1 が不足すると、疲労感が出ます。しかも、ビタミン B1 は体内に吸収されにくい栄養素です。にんにくの成分「アリシン」はビタミン B1と結びつくと「アリチアミン」になり、体内にすぐに吸収されます。市販の栄養ドリンク「アリナミン」は「アリチアミン」を使っています。 - 美容効果に
全身の細胞を活性化し、皮膚の老化を防ぎます。また、血管を拡張して血行を促進し、皮膚の新陳代謝を活発にします。
これからも研究が進むにんにくの効果
近年、にんにくは胃がんや大腸がん、食道がん、すい臓がん、乳がんなどにかかるリスクを減らすのではないかという仮定の基で研究がなされ、何かしらの関係があるのではないかというところまで分かってきました。
しかし、にんにく自体に効果があるのか、にんにくの成分と何かが相互的に作用して効果をもたらしているのかについてはまだ解明されていません。 また、アメリカではにんにくと認知症予防に対する研究も始まり、世界から注目を浴びています。
昔から、たくさんの人々の健康を支えてきたにんにく。
私たちは、あらゆる病気の予防や治癒に、にんにくが人知れず一役買っていることを信じています。